引出条件について(Withdrawでの注意)
各ブックメーカーでベットし、勝った後には手元に利益を戻さなければ意味が無い。
単に遊びでベットしているなら、小銭をブックメーカー内でやり繰りして遊び続けることも出来るのだが、やはり醍醐味は勝利金として手中に収めることを目的とするのがベッターである。
ブックメーカーを選ぶ際に、必ず確認して欲しいことがある。
特にビギナー及び英語の苦手なベッター諸君は注意して頂きたい。こういったユーザーからの声が多いのでここで記事にしておこう。
引出条件を頭に入れておく
出金申請する際に必ずといっていいほど設定されているのが「引出条件」というもの。
身分証明や個人認証などの「本人確認」は、登録後に実施していなければ要求されるのはアタリマエだが、金額的に条件を求められるものがある。
例えばPINNACLEの場合、entropayを利用した出金は15ユーロ以上、銀行送金の場合には1200円以上の制限が設定されている。(利用通貨がJPYの場合)
これは出金を要望するユーザーを締め付けている訳ではなく、各ブックメーカーとPayment Service Provider (ペイメントサービスブロバイダ/送金処理業者)との間での契約形態により金額は異なってくるが、資金移動手数料が絡む関係でこのような設定がなされているのが通常の仕組みである。
また、入金時と同じ機関へ出金することが強制されるのは、マネーロンダリングを防止するための策なので従うほか無い。特別に別の機関へ送金を了承してくれる場合もあるが。
例 : ecoPayzを利用して入金したら、出金時はecoPayz口座に出金することになる
基本的には上記の様に、出金時に設定された金額以上でないと「出金申請を受けられません」となるのだが、総じてオッズを高く設定し提供するブックメーカーは更に条件が絡んでくることもあるので注意が必要。
その一部を下記に挙げる。
“Terms and Conditions”を確認しよう
各ブックメーカーには必ず”Terms and Conditions”(規約条件)というページがあり、そのブックメーカーを利用する際のルールが記述されている。
ブックメーカーには日本語化されているサイトも多くなってきているが、このような文面まで日本語化されていないところもまた多いため、しっかりと確認していないユーザーや存在すら知らないユーザーも多数いることだろう。
下の画像例は1XBETのもの。(1XBETの場合は「MY ACCOUNT」>左ペイン「Infomation」内の”TERMS AND CONDITIONS”で確認することができる)
1XBETでは日本語化されたインターフェイスの場合、「規約と条件」という項目になるのだが、やはり本文は英語のまま。
画像内の赤で囲った部分に注目してほしい。
7項目目の“Funds deposit into/funds withdrawal from a gaming account”と言う部分。
日本語化すると「入金とゲームアカウントからの出金について」という項目になるのだが、ここに重要なことが記述されている。
その部分を抽出した画像を見ていただきたい。
どれも基本的には重要なことが書かれているのだが、最重要項目として赤枠の部分に注目。
「お客様の入金及び出金の金額が、ベットするために使われた金額に相当しない場合、出金申請を拒否する権利を私たちは有します。(出金するには、アカウントに入金された金額で1.1以上のオッズにベットを行う必要があります)アカウントに入金された資金でベットが行われた後のみに出金可能となります。」
とある。
“last deposit”という表現は少し解り辛いが、要は「最後に入金した額」という意味。言い方を替えると、「直近で入金した金額」となる。だから直近の入金額が30ユーロなら30ユーロ以上を1.10以上のオッズにベットすれば良いということ。
このベットが勝っても負けても、引出条件は成立する。
だが、例えば残高が20ユーロしかなく、直近の入金額が30ユーロの場合には、10ユーロを追加で入金して30ユーロとしてからベットしなければならない。この部分については混乱するかもしれないが、非常に解り辛い部分でもあるので、理解できるまで各ブックメーカーのサポートに確認しよう。
ユーザーによっては入金した時期が数ヶ月前という人もいるだろう。入金額を忘れたと言うヒトは、どのブックメーカーにも履歴を参照できる部分があるのでそこで確認してほしい。
1XBETであれば、”Transaction History”「取引履歴」という項目で過去のやり取りを確認できる。
1XBETはまだいいほうだ。betboroでは下記のような引出条件となっている。
赤枠部分に”Payment scheme”(ペイメント・スキーム/支払体系)と2項目記述されているが、要約すると・・・
1 : 出金申請は48時間以内に処理します。その際には出金額の20%を徴収します。
2 : 管理コストとして出金申請の前に一度、オッズ1.9以上のベットをお願いします。
登録して数ヵ月ベットを楽しみ、ようやく出金するぞ!という時にこのような条件が壁となり呆然とする。頭に来るかもしれないが、基本的には登録時にこのような規約を了承した上で利用していることになっている。だから文句を言うのは筋違いである。
ブックメーカー側も商売だ。当然のごとく他のブックメーカーと差別化を図りたい。
ゲームを多数用意するブックメーカーもあれば、サポートを充実させて差別化をするところも。
だが、ブックメーカーの最大の武器は高いオッズである。
ハイオッズを提供するためには、こういった条件を設定している背景があることも頭に置いておこう。また、登録する際には注意して規約を確認することだ。
※ブックメーカーによっては利用通貨を変更する際に、条件を出してくるところもある。
ひととうり注意喚起として書いたつもりだが、足りない部分もあるだろう。
基本的には各ブックメーカーの規約に則って利用していることを忘れないこと。これだけだ。
かなり一方的な規約もあるが、気に入らないなら登録解除して他を利用すればいい。
総じてオッズの高いブックメーカーと比べ、一般的なブックメーカー(平均的なオッズを提供するブックメーカー)はやはり条件が緩い。全く条件の無いブックメーカーも存在する。
ハイオッズ・ブックメーカーはそれなりの覚悟を持って挑むこと。
要はベットに慣れてきた中級・上級ベッターでないと引出すのは難しい。そういった意味合いも含めて、我々のサイト内ではビギナー向けだとか中級者向きだと言っている。
ちゃんとコンスタントに利益確保できるプロベッターは、1.10や1.90程度のオッズではビクともしない。
確実に勝利に結びつける試合選択眼とメンタルを持っているからだ。
規約をしっかり読みもしないで登録し、出金時に文句を言うユーザーはまだまだビギナーだということ。
肝に銘じて精進するべし。
by hal (P4T.net team / EU betting division)